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【近ごろ都に流行るもの】開運アクセサリー 不安な時代の願かけ(産経新聞)

 神社や井戸など、うわさのパワースポットに人が大挙押し寄せ開運祈願する時代。一連のスピリチュアルブームのなか、開運アクセサリーの人気も高まっている。

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 オシャレな女性が最近、毎日同じヒモのネックレスをしている。

 「なんで?」「開運よ。ヒモが切れたら願いがかなうの」

 「気は確か!?」なんて言えない。売れているのだから。

 台紙に「MAKE A WISH」と書かれたその商品。米西海岸のブランド「Dogeared(ドギャード)」のアクセサリーを2年前から扱うプラザスタイルでは、「2〜3カ月おきに入荷・品切れを繰り返している。20〜34歳女性の支持が圧倒的。恋愛、キャリアアップ、婚活など願いや不安もさまざま。海外セレブが愛用していることで評判が広がった」と担当の鈴木健吾課長(36)。

 銀座などプラザの旗艦店と通販で販売。スカル、四つ葉、ハート、馬蹄、鍵、天使などのほか60年代反戦のシンボル、ピースマークもラッキーチャームとして復活。それぞれに意味があり、好みと願いに応じて選ばれている。

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 「開運をうたうアクセサリーはあやしいイメージ(笑)もあり、大手が手を出しにくい分野。不況でアクセサリー市場が縮小するなか、パワーストーンと呼ばれる天然石の市場は700億〜800億円といわれる規模にまで成長している。そこにビジネスチャンスを感じた」とは、ハッピーアクセサリー専門ブランド「cherish(チェリッシュ)」を展開するアースの加藤順弘社長(41)だ。

 船井総研を経て独立。企業のM&Aや創業支援などに携わるなか、友人から事業運に良いとされるゴールドルチルの数珠をもらったことがきっかけで平成20年、自らパワーストーンビジネスに参入した。「見渡せば経営者、スポーツ選手、芸能人など社会的、経済的に成功している人が実に多く身につけている。今は成功しているが先の保証はない…ということがよくわかっている方々です。そんな危機感が一般にも広がっている」と指摘。

 さらに、「今は、頑張ったら家が持てるなんて時代じゃない。努力だけではどうにもならないという現代人の不安が運気への関心を高め、パワースポットを訪ねたりパワーストーンを身につけることで心の平穏を得ようとしている」とブームの背景を語る。

 売り上げは順調だったが「天然石だけでは差別化が難しい」と実感。「東京発ならではの“カワイイ”にこだわったブレスレットで20代女性を取り込みたい」と21年にcherishを立ち上げた。

 価格は3千〜5千円台。恋愛成就のお守りローズクオーツを馬車のチャームにはめた商品に「新しい出会いのチャンス到来」の言葉を添えるなど、乙女心をくすぐる仕掛けだ。「ネット通販だけで半年で1万個以上売れた。全国に販路を拡大したい」と加藤さん。

 強気には理由がある。ブランド立ち上げ時「勝手に送りつけた」人気タレントが、そのブレスレットを「私物」として着けている女性誌を見せて、「その後彼女、熱愛発覚しましたよね」(笑)。

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 21年に学研が発行した手作り本「数と色で幸運を招く 乙女のアクセサリー風水」の担当者は、「風水では行動が運気アップの第一歩。アクセサリーを手作りする行為自体が開運になる」という。

 アクセサリーはもう、装うだけのものじゃないのだ。(重松明子)

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by iv40szbdnk | 2010-05-20 11:48